一芯三葉摘みの新茶でおうち旅

東北で生産される煎茶「伊達茶」を買い求めた塩釜市の矢部園さんから、
静岡県牧之原台産新茶予約販売のお知らせ。

注文していた「一芯三葉摘み茶」が届きました。

宮城県塩竈市にある矢部園

パッケージには、入れ方が丁寧に書いてあって、美味しく飲んでもらいたいという気持ちが伝わります。

茶葉の色は柔らかそうな黄色みがかった緑(茶葉写真下)です。
新茶の若葉を三枚のみ摘んでいるので硬い葉は混ざらない。手摘みだからできるのだそう。

さっそく説明書きにあった通り、湯冷まして冷ましたお湯250ccに対してティースプーン2杯程度の茶葉を入れると、淡い緑色の水色。新芽の色を感じます。
飲んでみると爽やかな美味しさが広がりました。

夏は水出しもオススメとのこと。(楽しみ!)
今、お茶の産地を訪ねることは難しいので、青空の下に広がる牧之原台地の茶畑の写真を見ながら少し贅沢なお茶をいただく、おうち旅です。

急須がなくてもお茶を楽しむには。

新型コロナウィルス感染予防のためには、日頃の健康管理が見直されていますよね。

お茶には抗菌、抗ウィルスや免疫機能改善、肥満予防など様々な健康機能があるので、食生活に取り入れて欲しいと思います。
緑茶の爽やかなうま味の成分であるテアニンには、リラックス作用もあるのですが、
でも、コーヒーやティバッグに比べて入れるのが面倒という方もいるはず。

ところが
急須などの茶器がなくても、
コーヒーフィルターを使って淹れることができるんです。

もし、手付かずのお茶っ葉があったら、
気軽にいれてみてね。

*ポイント
お湯を注ぐ前に数滴垂らして1分ほど蒸すとうま味が出ます。

茶葉の量はマグカップ一杯に対してティースプーン一杯ほど。
急須で入れるより少なめでOK。

お湯の温度は熱いほど苦味が強く出るので、うま味重視なら魔法瓶のお湯の温度(70度)がオススメ。

でも、すぐに飲みたいなら、沸かしたてお湯を注いで、お湯で好みの濃さに薄めても大丈夫です。

ところで、チョコレートって日本茶に合うですよね。
最近のヒットは不二家LOOKチョコレート・パイン味。

今度、試してみてくださいねー。


お茶屋さんが教える日本茶講座。やっぱり本業の方の話は面白いです。

新茶の火入れによる違い

郡山市にあるお茶専門店「静岡屋茶舗」さんのご協力で、第32回スペシャリスト女子会を開催しました。

「新茶」って、お茶をいつ、どんなところを摘んだものを言うの?

「お茶はどうやって流通しているの」

「自分で入れるとお茶が渋くて苦くなってしまう。どうすればおいしいお茶を入れられるの」

こんな疑問にお答えできるような会になればいいなあと考えて、
事前に静岡屋さんに何度かお邪魔して内容を打ち合わせしてきました。

「新茶と言っても、火入れの違いがあるんです」

差し出された2種類のお茶。
茶葉も実際に触らせてもらいましたが、柔らかさが全然違うんです。
同じ茶葉なのに味も、入れたお茶の水色にも違いが出るんですね。

火入れ加減は生産農家さんが荒茶の状態で納入した茶葉を(小売店に卸す状態まで加工する)仕上げ問屋さんによって違うのだそう。

この火入れによって、摘みたての新茶を楽しむ季節が終わった夏でも、さっぱりしたお茶を楽しむことができるのだそうです。

生産地やお茶市場での選定の様子など、お茶専門店だから持てる画像も踏んだんに盛り込んだ資料も準備。

お茶講座でお話しする静岡屋さん

静岡屋さん代表取締役の望月さん。当日、三重県のかぶせ茶で入れてくれた緑鮮やかな水出し緑茶で、参加者をもてなしてくださいました。ワインクーラーを使って、ガラス瓶のティーポットを見せる演出が、涼しげです。

主な日本茶の生産地の概要をお話ししていただけました。

さらに、日本のお茶生産地の最北端は宮城県の桃生茶(石巻市)という情報も私には、新鮮だったのです。
商業的生産地の最北端は新潟県村上市だと暗記していたのですが、市場にあまり流通していないお茶の産地なら青森県にもあるんです。なので、地域活性化のために、これからも市販されるお茶の産地情報が更新されていってもおかしくないんですよね。

参加者お一人が一つの急須が使えるよう、道具をたっぷり用意くださったことにも感謝! 専門店さんのパワーを感じさせてくれました。

深蒸し茶と天竜茶を飲み比べる

お茶を美味しくいれるポイントは、正しい茶葉の量(大きな湯のみ茶碗一杯分につき3〜4g)と温度と抽出時間。渋みや苦みを出すカフェインやテアニンが出ない低い温度で入れると旨味の元、アミノ酸だけが浸出されるのです。

今回は、深蒸し茶(鹿児島の知覧茶)、浅蒸し茶(静岡の天竜茶)の2種類で、実践。

希望の温度に下げるためには、お湯を湯冷ましに移し、そのお湯を湯のみ茶碗に入れてお茶碗を温めます。湯冷ましに再度移してから、急須に入れることで60度まで温度計を使わなくても下げられるのです。

茶葉の持つ個性に合わせた温度で入れてみたお茶…お茶を口に含んだときの参加した皆さんの感嘆の様子が忘れられません!

おいしいお茶を入れることって実は、簡単だったんです!

そのことをみなさんに体験していただけたことが何よりの収穫でした。

そして、やはり老舗専門店さんの実力。

お茶屋さんの出してくれるお茶はなぜあんなにおいしいのかを知りたくて、
「オチャクミスト」を名乗る様になったのですが、

やっぱり、お茶って奥深い。
煎茶一つでも、産地、品種、季節によって味が違う。深掘りして行ったら大変なことになります。

だから、お茶を通じて、知っていけることって、たくさんあると思うのです。

季節の和菓子とともに楽しむ