師走の日曜日。
茶室で、とっておきのコーヒーをいただける催しがあるとお誘いいただいたので、出かけてきました。
会場の麓山荘(ろくざんそう)は、
郡山市麓山の21世紀公園の中にある、本格的な茶室を備えた日本家屋。
日曜日には、お茶の各流派の方達が手頃な参加費でお茶のお点前をしてくださる、素敵な空間です。
この日行われたのは「Japanese Experience」。合同庁舎の隣にある「obross coffee」さんと、虎丸のお茶店「静岡屋」さんの共同企画です。
今回は、なんと、「Geisha」という希少なコーヒーをお茶室でいただけるとのこと。
obross coffeeさんは、好きなコーヒー豆を注文してから、一杯ずつずつ豆を挽いて、ゆっくりと淹れてくれるお店。
お点前のゆったりとした時間の流れによくあっています。
ふるまっていただいた茶菓子は、福島市の丹坊の落花生どら焼き。ピーナッツの食感がどら焼きにあっていて、香ばしさに感激。
同席した友人とおしゃべりしながら、
茶席の客人よろしく待っていると、
抹茶茶碗にコーヒーを入れて静岡屋さんのご主人が、運んできてくださいます。
「Geisha」は、華やかな香りのある、透明感のある味のコーヒー。
そして、
最後締めは、金粉入り緑茶。
市松模様の粋な着物で出迎えてくれた、静岡屋さんのおかみさんも素敵でした。
ご夫妻で「お茶」を習っていらっしゃるそうで、きちんとお茶文化を大切にしていらっしゃるのですね。
日本にいながら、外側からの視点で日本らしさを再発見する楽しさ。
日本人のみならず、日本文化への知的好奇心を持った外国人が参加したら、得難い日本体験になるに違いありません。