奥久慈茶を訪ねてーー奥久慈茶カフェ巡りの旅


日本茶を楽しんでいると、だんだんお茶の産地に行ってみたくなります。

先週訪ねた、福島県中通り南部の棚倉町のカフェに「奥久慈茶 カフェ巡り」のパンフレットが。

奥久慈茶カフェ巡りパンフレット

 

「奥久慈茶 カフェ巡り」はイベント期間中茨城県久慈郡大子町にある4つの茶園と、観光スポットを訪ねると、500円で奥久慈茶と奥久慈スイーツのセットを味わえるというイベント。訪ねるごとにシールかスタンプを押してもらって、記念品がもらえる中間地点やゴールを目指す趣向です。

お茶の産地関東の北限、茨城県の奥久慈は福島県の南側に隣接しているのに、そういえば県内のお茶屋さんで見かけることがないのです。これなら、いっぺんに奥久慈のお茶屋さんを訪ねられる!

さっそくイベントの初日に奥久慈へ向かってみました。

国道118号線を南下し、矢祭町を過ぎ県境を超えて八溝山方面に進むと、
やがて目の前に茶畑が現れます。この景色だけで嬉しい!

そこは、奥久慈カフェ巡りに参加している金沢園でした。

ワンコインと引き換えにいただいたのは、新茶の収穫日の7日~10日前にお茶の樹に茶葉を直射日光から守るためにひさしをかけて丁寧に育てた「かぶせ茶」。

旨味、甘味が濃くて玉露のような味わい。なんておいしい!!
ここでは、地元名産の鮎最中と一緒に楽しみます(あんと大きな豆が入っていました)。

お口直しに、ときゅうりの漬物や梅漬けも進めてくれて、まるでお茶の間に呼ばれたように和んでいました。
金沢園のかぶせ茶 手作りのお茶請け

奥久慈茶は生産量が限られているため、他県ではみかけないのではと奥様のお話。地元を訪ねないと飲めないお茶との出会いがあるのですね。

茶園のある高台にカフェを開いている高見園では、りんごのムースとかぶせ茶との組み合わせ。こちらは大子奥久慈紅茶も選べるのだそうです。
高見園茶畑
高見カフェ
かぶせちゃとリンゴのムース

イベント初日ということもあり、今回のパンフレットを担当したデザイナーさんが偶然いらっしゃって、実際にカフェ巡りをされていました。
誠実なお仕事ぶりに感心しながらお茶を味わう私。60度のお湯でじっくり淹れたかぶせ茶のおいしさったら。

彼岸花の季節

次のあづま園では素朴でふんわりした抹茶スコーンと煎茶の組み合わせで楽しみました。こちらの奥様には栗が入ったお赤飯とお漬物もいただき、しばし談笑。
大子町の地域おこし協力隊員で、11月にゲストハウスをオープンする予定との女性ともしばし大子町の魅力を教えてもらったり、
お茶を通して地元の方々に触れることができて、旅の面白みがより深くなってきます。

あづま園 あづま園

奥久慈茶の茶畑は山間の斜面に広がっている場所が多く、道路を挟んで向かいの田んぼでは黄金色の稲がふくふくと輝いていて、初めて見るのに、懐かしさを感じる里の風景がそこにあるのでした。

山間にある茶畑

https://www.facebook.com/okukujichacafe

稲刈りの時期で忙しいからと来月からイベントに参加する茶園もあるとのこと。420年以上前からつづく奥久慈のお茶づくりが暮らしとともに地元に根付いてきた様が感じられます。

町を移動していると、茶園の看板があちらこちらに。
実は、カフェ巡りに参加している茶園はほんの一部。奥久慈茶は町の代表的な名産なんですね。

おやきの学校
おやきの学校の食堂

おやきの学校は、木造の旧校舎を使った食体験の場所。
おやきがおいしかったのはもちろん、水出し緑茶を継いでくれる紙コップには、手描きのイラストが。

かわいい紙コップ

今年で3年目になる「奥久慈 カフェ巡り」。
お茶を振る舞うことって、もてなす心と自然とつながるんだなあと思えた1日でした。

この日は5箇所でタイムアウト。4箇所目でもらえる、香りのいい白木のコースターをいただきました。

スタンプとコースター

奥久慈茶 カフェ巡りは、9月22日(土)23日(日・祝)24日(月)、10月6日(土)7日(日)8日(月・祝)、11月3日(土・祝)4日(日)の計8日。
スイーツを2種類から選べるお店もあるので、ペアで巡ると楽しいかも、です。

日本茶が生み出す出会いの旅にまた出かけようと思っています。

奥久慈茶カフェ巡り 2018 のご案内