金沢で加賀棒茶に出会う


5月に金沢旅行に行って来ました。

金沢は加賀藩の前田氏によってお茶文化が栄え、お茶席で楽しむ和菓子も発展して、銘店も数々あります。近年は加賀棒茶も有名ですよね。

金沢旅行の目的の一つは、近年石川県のお茶のブランド「加賀棒茶」を飲みに行くこと。

まずは、ひがし茶屋街にある天野茶店さん。
ひがし茶屋街

金沢天野茶店

喫茶室がある温かい雰囲気のお茶屋さんです。
「金沢でお茶と言えば、番茶(ほうじ茶)なんです。子どもたちにも麦茶ではなく、ほうじ茶を水筒に入れて持たせるんですよ」と奥様。
天野茶屋加賀棒茶

加賀かおりは、じっくり香ばしく炒ったほうじ茶。
カフェインがほとんどないので子どもから大人まで、
いつでも飲めるんですね。

次に立ち寄ったのは、金沢の中心地香林坊にあるお茶屋さん「野田屋」さん。

金沢のお茶屋野田屋さん

店内では喫茶があり、加賀棒茶とお菓子をいただきました。

野田屋の加賀棒茶
野田屋さんでは、加賀棒茶の製造も行っています。
こちらは、浅煎り。
緑が残る茎茶は爽やかさと香ばしさが相まって新鮮な美味しさを楽しめます。

製茶している生産者さんや、販売店によって加賀棒茶は個性が違うんですね。

加賀茶の生産は加賀藩で製茶が推奨されたことから、350年の歴史があるのだそうです。

明治から昭和にかけてお茶の産地として盛んに生産されていたのですが、多くの茶畑は戦後の食料政策で水田に転換されたのだとか(加賀市の打越町では、現在もお茶の生産が続いています)。

現在は、加賀茶に限らず、加賀棒茶にふさわしい茶葉を全国の産地から選んで、製茶しています。
(石川県では、加賀棒茶の品質を守るために、国産茶葉のみを使用するなどの認証基準を設けています。)

お茶の主要生産地ではなくなっても、お茶とともに文化を紡いで来た加賀。
加賀棒茶には、各地域初のブランドづくりへのヒントがたくさん詰まっているんですよね。

金沢市野田屋さんの加賀棒茶